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Urasekai

ある日、海辺に行きたくて、カメラを持ち千葉県の一番南の灯台にいった。僕の住んでいる場所から、遠くもなく近くもないが、夜になると違う表情をみせる場所を撮影した。

​山神

 2024年のこの1年間に、自分の故郷の風景を少しずつ撮影した。 最初の頃、僕は故郷の景色が嫌いだった。海から遠くはなれ、そびえ立つ山々が視界をさえぎる閉鎖的な場所だと思っていた。そこで僕は外の世界を夢見ながら18年すごしたのだ。

 2021年、僕は見知らぬ土地に来ていた。ここでは海も近く山も標高が低いが、頼りなげな印象を受けた。「ここはおまえの家ではない」という囁き声がどこからか聞こえてくるようだった。 2024年の2月、僕は3年ぶりに故郷に帰った。「ふるさとの山は本当に綺麗だな」と素直に思った。その時、僕はカメラで山々を撮ると決めた。

​マチマチ

この街に住み始めてからもう4年も経った。でも、このマチのことはまだ何も分からないでいる。

​この町やあの町、様々なマチを知るために、僕はカメラを持って、駅、ビル、街頭、橋で通行人を撮り始めた。

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